〜その他〜
私が普段よくお世話になっている薬剤師さんは、
非常におおらかな(?)性格の持ち主です。
ある時、薬が不足していて郵送されてきたことがあり、
薬の入っていた封筒には、
『三万年 解かれなかった数式に 雪を代入する渡り鳥』
と書かれていました。
(※若くして夭折された、笹井宏之さん(1982〜2009)の歌集の一節です。
『ひとさらい』 という歌集で有名な方らしいです)
私自身、この短歌の示す意図が分からず、後日確認しに行ったんですが、
雑談の中から、短歌に取り組む姿勢を垣間見ることが出来ました。
今考えると些細な出来事でしたが、多忙の中、説明に
貴重な時間を割かせてしまい、大変失礼致しました。
ちなみに何首か見てみましたが、私のような凡人には簡単に
思い浮かばないような歌ばかり(汗
こういったものを習慣的に読み書きしていることで、相手の意図を
読み取る力が自然と鍛えられ、機転を利かせる源になっているのかもしれません。
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